着付教室ってどれくらい費用がかかるの?
「いざ!着付けを習おう(^o^)丿」
と思った時に、やっぱり気になることは「着付教室って費用はどのくらいかかるの?」ですよね。
「なんだか高そう...(-"-)」っていうのが一般的な着物に対するイメージのような気がいたします。
なんのお稽古ごとにしてもそうですが、かかる費用は通うお教室ごとにそれぞれ違います。
こちらのページでは着付教室に通うにあたって必要な費用についてお話ししてみたいと思います。
かかる費用の内訳
通常、何かしらのお稽古事をする時にはお授業料がかかりますよね
例えばお料理教室に通う場合は授業料としての「月謝」の他に実費としての「材料費」、レシピの「テキスト代」など。
また茶道などで言えば「お月謝」の他に資格に合わせて「許状申請料」や先生への「御礼」などが、華道でしたらランクに合わせた「お免状代」が、そしてそれぞれのお稽古に必要な「お道具代」が実費としての「材料費」などが発生してくるかと思います。
同様に、着付けを習う際にもお授業料の他に諸々の費用がかかってきます。
1.受講料
2.入会金
3.テキスト代
4.小物代
5.考査料
6.認定料
それぞれのお教室ごとに名目や金額は違えど、大体大きく分けてこんな形になるかと思います。
この「受講料」+α の部分が各着付教室によって大きく異なってくるように思います。
受講料
お支払の形態は、一括払い・分割払い・お月謝形式等など...色々あるかとは思いますが、いわゆる着付けを習うにあたっての受講料としてのお授業料がまずは固定費としてあげられるかと思います。
入会金・テキスト代・小物代
上にあげた「受講料」の固定費の他に、別途かかる費用として「入会金」や「テキスト代」や「小物代」があります。
「入学金」についてはどんなお稽古事でも同じですね。
入学金を必要としないところからお納めしなければならないところまでお教室ごとに異なってくるかと思います。
「テキスト代」については、1冊数千円程度のテキストからとても立派な装丁の分厚いご本で1万円近くするようなものまでお教室によってそれぞれ。また逆に個人のお教室であれば「テキストなし、とにかく身体で覚えましょう」なんていうところもあるかもしれませんね。
また「小物代」についてはこちらもテキスト同様、お教室によって異なってくるかと思いますが手持ちのお道具でお稽古してくださるところであれば足りないもの以外購入する必要はありませんが、大手の着付教室などですと「学院オリジナル」の小物を購入しなければならない場合や進級するごとに新しい小物をその都度購入していかなければならない場合もあるようです(着物お役立ち情報「なぜ着付教室にはクレームが多いの?」で小物についてもう少し詳しく触れさせていただいていますのでご興味がありましたらご参考になさってくださいね(^_-)-☆)
考査料・認定料
そして着付教室ごとに大きく異なってくるのが、この「考査料」や「認定料」になります。
大手の着付教室ではコースごとに学院認定の「資格」を取得することができます。そのため、コースごとに「資格試験」を受け、合格すればそのクラスに見合った「資格」を取得することができるようになります。
資格の種類や名目などは各着付教室ごとに異なりますが、この資格試験のための「考査料」や資格取得を証明する「認定料」が各着付教室ごとに大きく異なっているようです。
例えば「初級コース」の「考査料」は3,000円で「3級講師」の「認定料」が10,000円、だったとします。
次の「中級コース」では全て「倍」、その次は「3倍」、クラスが上がるにつれてこの考査料や認定料もどんどん高額になっていきます。
そして最後にいただくいわゆる「お免許状(看板代)」はそれこそ10万円で取得できるところもあれば、もう一桁ね、桁が上がってしまうような学院もあるようです。
結局かかる費用はどのくらいになるの?
ですから、例えば...
【 お月謝が7,500円で4ヶ月のコースに通った場合 】
1.授業料 7,500円/月(4ヶ月のコース 30,000円)
2.入会金 3,000円
3.テキスト代 2,500円
4.必要な小物代 5,000円
5.考査料 3,000円
6.認定料 10,000円 ------ 合計 53,500円
となるわけです。
この+αの部分でいわゆる「考査料」や「認定料」が高額なところに通えば当然かかる費用はもっと高額になりますし、資格取得を目指さない個人の着付教室に通えば「考査料」や「認定料」は発生しませんので、おのずとかかる費用は低額で済みます。また「入会金」のない所や、手持ちのものでお稽古できるお教室を選べば「小物代」についても必要なくなりますので、「受講料」と「キスト代」だけになるわけです。その逆に着付教室オリジナルの小物を必ず購入しなくてはならない所へ通えばその分の費用が追加となるわけです。
ですから一概に「お月謝」が安いからと言ってもトータルで換算するとかえって高くなってしまったりすることもあったりするわけです。
そしてもう一つの大きなポイントは「その先...」にかかる費用^^
大手のお教室のように進級しながら長期にわたってコンスタントに通って習得する場合と、個人のお教室で短い期間で習得することを目指す場合とでは「その先...」にかかる費用が全く違ってまいりますので、事前にご確認なさるとよいかと思います。
おしまいに..
こんな風に見てくると
「やっぱり着付教室って...なんだか大変そう?(-"-)」
なんて思われてしまうかもしれませんが、そんなこと全然ないんですよ^^
着付教室だって他のお稽古事と基本的には同じ。
お月謝を払って、お着付けを楽しく習って...♪
ただ、私もそうでしたが「自分で着物が着られるようになりたい!」と初めてお着付けを習う方にとって、昔は日本人が当たり前に着ていた日常着である着物を着るためにそんなに時間もお金もかかるとは思っていらっしゃらないために、あけてびっくり\(◎o◎)/!
「え~、そうなのっ!?」
と思われることが少なからずあるのではないかと思います。
でも実際は「装道」と言うだけあって、大手着付教室の料金システムは茶道や華道のようなお稽古ごとの仕組みに似ていると思っていただければと思います。
大手の着付教室に通おうと思われるなら、進級しながらそれに見合った「資格」を取得して着付けの技術を習得していく...逆に費用を極力抑えて、と言う事ならば資格取得を目的としない個人の着付教室に通われる、などなど。
他のお稽古事を探される時と同じように、世の中に沢山ある着付教室の中からご自分の目的に合ったお教室をお探しになられるといいですね(*^^)b(着付教室の種類については...着物お役立ち情報「失敗しないための着付教室の選び方」をどうぞ)
と言うわけで
もちろん、とにかく「まずは飛び込んでみる(^o^)丿」もよし(^m^)b
「あとからびっくりしたり後悔したりはいや...(-"-)」という方ならば、着付教室を選ぶ際にはいわゆる授業料としての固定費の他に、最終的にトータルでどの程度の費用がかかるのかをあらかじめきちんと調べておかれると安心なのではないかと思います。
驚くことにネットで大手着付教室を調べてみると、トータルでかかる費用を明記しておられれない学院も少なからずあります。そんなところも後で生徒さんの不興を買う一因になっているのかもしれません(この点に関しては「なぜ着付教室はクレームが多いの?」のページでまたお話ししたいと思います)
ですから、ご心配なようでしたら後で驚くことにならないためにも着付教室を選ぶ際には諸費用を含め、終了するまでにどのくらいの費用と期間がかかるのかを事前に確認しておかれるとよろしいのではないかと思います。
ご自分にあったいいお教室が見つかりますように...☆¨*”+